アレルギー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎はその名前の通り「アレルギー」が原因で皮膚が痒くなる皮膚病のですが、あくまで「アレルギーが原因の皮膚病の総称」であって、そのアレルギー反応を起こす原因は様々です。


ノミに刺された・・・ノミアレルギー性皮膚炎

ゴハンが合わなかった・・・食物アレルギー性皮膚炎

春に花粉が飛ぶ時期になると痒い・・・アトピー性皮膚炎

このように原因はそれぞれ違っていても、基本的にはどれも「アレルギー反応」が原因で起こるので、アレルギーを抑える薬を飲めば、痒みは減少します。

しかし、根本的なアレルギーの原因自体が解決しているわけではないので、投薬を中止すれば再び痒みがぶり返してくることも多いです。

そうすると、また薬を内服しなくてはならない・・・途中で休薬する・・・また痒みが出て薬を飲む・・・

根本的な原因が分らないと、結局は薬を「飲んで、休んで、飲んで、休んで」をずっと続くなくてはならなくなります。

そのためアレルギー性皮膚炎だと診断した場合には、そのアレルギーの根本的な原因をしつこく探り出して、極力薬の内服量を減らし、可能ならば薬から完全に離脱することで、薬の副作用を回避する治療を目指します。